どらこ

ショーシャンクの空にのどらこのレビュー・感想・評価

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)
4.3
超絶有名なこの作品、今更見ました。

やっぱ名作と言われるだけあって、すごく良かった。

「雨を全裸で浴びたくなる」映画ナンバーワン(確信)


脱獄モノはやっぱりハズレはないね。
刑務所映画はやはり長時間に渡って閉鎖的な環境を描写するので、
視聴者を次第に窮屈にさせ、生き苦しくなる。

だからこそ、激しい雷雨の中彼が雨を浴びるシーンは、
開放感が爆発し、同時に自由の尊さを胸に訴えてくる。

脱獄モノって大体は綿密に計画を練ってあの手この手で脱獄するのがセオリーで、映画のサビの部分は脱獄中の緊張感にあると思うんだけど、
この映画はそこがメインではなく、脱獄シーンも事後で済まされている。

そこが斬新だったし、今までの小さなパーツが全て伏線だったというのも驚きだった。
絶対主人公はブルックスおジィちゃんみたいに自殺すると思ってた。


住所や名前などの戸籍を偽造し架空の人物を作り上げることが現実で可能なのかというツッコミ所はあるけど(しかも獄中で)、
とりあえずあのクズ所長に天罰が下って胸がスッキリ。あいつはプリズンブレイクの神所長を見習ってほしいわ。

「シャバに出るのが怖い」というのはベテラン服役者からよく聞く話。仮釈放を拒絶しても無理やり出所させられるのは意外だった

BROOKS WAS HERE….切なくなった。
でもその後の仕事や住居提供など、アフターケアが意外にもしっかりしているのが印象的。

まぁあと真犯人のキチガイがノーダメージでシャバに出ているのが若干腹立つ…..


いつか「40°39′14″N 82°23′31″W」へ行って、カシの木の下を掘り起こしてみようと思います。
どらこ

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