午前十時の映画祭で4K修復版を鑑賞。
公開時観てなくてCS放送で一度観たきり劇場では初鑑賞でした。
映画冒頭ティム・ロス演じる1900が颯爽と登場してピアノごとダンスするように時化で大揺れの船内を滑りながら演奏するシーン(これぞ映画の醍醐味!)の印象が強過ぎて他をかなり忘れていました。
今回見直して印象に残ったのは有名なモリコーネの「愛を奏でて」が流れる初恋の娘(あの存在感!)との窓越しの出会いに続く、彼女を探して夜の女性客室に忍び込んだシーンでBGMに不協和音が混ぜ込んであるところ。
ここで「この恋は実らないな」という予感と、こっそりキスしようとする純粋ではあるけどあまりに一方的な行為に胸がザワザワとささくれました。
今だからそう思えるのかもしれませんが。
そして最後はなぜか1900が船を下りて終わると思い込んでたのでマジで意外でした。