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乱歩地獄のtosyamのネタバレレビュー・内容・結末

乱歩地獄(2005年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

2時間4編のオムニバス。1編ちょうど30分。なのでまさに怪奇大作戦呪いの壺のリメイクといわんばかり。の3話目の鏡地獄。ともに強力な電磁波というか放射線というかをはっする鉱物結晶を壺にひそませたり鏡面にぬりこんだりして対峙したターゲットを被曝させ殺害するというとんでもなくおそろしいストーリー。そんな粉を空中散布された日にはまさに中性子爆弾被害と同等それ以上しかも小型で手軽。殺害と平行して犯人はそんな粉でみがきこまれた鏡面の巨大鏡球設計も。そんな秘密をsriの牧のような明智小五郎にうちあける。しかも無数の鏡にうつりこんだ姿同士で。距離や角度がくるった空間設計のこれらのシーンはほんとすばらしい。低予算セットのおてほんのような絶大な効果と不穏さ。結果。鏡球は中で放射線が干渉し大爆発。犯人は無事だったが完全に被曝。わらえないギャグ。実相寺昭雄。江戸川乱歩もの。その完成形。とにかく表面的には端正な印象だが。その内容は地球滅亡クラスにトンデモ。
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