芹沢由紀子

AIKIの芹沢由紀子のレビュー・感想・評価

AIKI(2002年製作の映画)
3.2
バイクの事故で脊髄損傷となった若者が、最初はわかりやすく腐っていたが、合気道と出会って成長してゆくという非常にベタな映画。
わかりやすくて見やすくて、さわやかです。

せきそんの障碍者の漫画を描いたときに参考のためDVDを購入しました。
若き日の加藤晴彦氏がさわやかで、やんちゃな役柄とマッチしている。
相手役のともさかりえも、いかさま師だから「サマ子」と名乗ってる癖のある役でとてもいい。
排泄はカテーテルなのか、オムツなのか、セックスはできるのか、一人暮らしの部屋はどうなってるのかなどとても分かりやすい資料になったので助かった。
でも映画としても出来ていた。
主人公の師匠、石橋凌もよかった。
ライバル道場?格闘技の別流派の団体がいかにもな黒い奴らで笑える。
要潤主演の車いすバスケの映画「パラレル」よりかは、ドラマティックでリアリティがあり障碍者の現実に迫っていたのではないかな。

最後に、物語のモデルとなった実在の車いすの合気道の選手が出てくる。
芹沢由紀子

芹沢由紀子