くぅー

サイドカーに犬のくぅーのレビュー・感想・評価

サイドカーに犬(2007年製作の映画)
3.9
“嫌いなものを好きになるより、好きなものを嫌いになる方がずっと難しいね。”

そんな本作は、突如現れた父の恋人の女性ヨーコと、母が突如消えた少女が心を通い合わせていく夏休みの日々を描いたドラマ

15年前に映画館で見て以来の再鑑賞で、あの時の余韻が半端なくて、今回もしみじみと見ちゃいましたね。

はい、子供時代に出会った特別な大人をノスタルジックに思い出すだけなので、解る人には解るタイプの作品ですが…自分も思い出す特別な大人がいるので、特に思い入れが深くなって。

何というか、甘酸っぱさとほろ苦さが見事にミックスされていて、そう、独特のコカ・コーラみたいでもあり…でも、エンディング曲のYUIの♪Understandが沁みます。

あっ、サイドカーに犬のエピソードにはほっこり…そして、久しぶりに麦チョコを食べたくなりました。

そして、個人的には竹内結子さんの代表作はこれで、その魅力的な姿に改めて合掌です。
さらには、この子役の松本花奈…今では映画監督ですから、こちらには敬礼を。
さらには、古田新太を筆頭に、椎名桔平に山本浩司に温水洋一にミムラらのサポートがナイスですが…樹木希林さんのアシストは流石でした。
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