matchypotter

ボーン・レガシーのmatchypotterのレビュー・感想・評価

ボーン・レガシー(2012年製作の映画)
3.5
『ボーン』シリーズのスピンオフ的な作品。

マットデイモンの“ジェイソンボーン”が“トラッドストーン”作戦で生み出された強化人間的な暗殺者。
こっちはジェレミーレナーの“アーロンクロス”で、“アウトカム”作戦で生み出された暗殺者。

ジェイソンボーンがあちこちで暗躍する頃と時を同じくして、この“アウトカム”作戦も闇に葬られようとしてその関係者が次々に狙われていく。

そんな中不穏な空気を察したアーロンクロス。
逃げながら彼の力を維持する“薬”を求めて、当局と対峙する。

道中で会う彼の人体実験に加担していた医師、レイチェルワイズ。彼女を観れたのがこの作品の良かったところの1つ。
骨太なスパイアクション作品だからシリアスでサスペンス色強めのシーンが多く、あまり笑顔やほのぼのすることは少ないが、アーロンと行動を共にすることでとても画面が映える。

この頃はちょっと痩せすぎて彼女の愛嬌そのものが少し尖っている感じがするけどそれでもとても素敵な女性。

この2人で薬を求めて海を渡る。
この2人のために当局があれやこれやと手を打ってくる。
差し迫ってくる多くの手を掻い潜り目的を果たせるか。

“ジェイソンボーン”と時から思ってたが、この当局の捜査網がスゴ過ぎる。個人情報というか、公の場の監視カメラから何から干渉しまくってて、もはや世の中にはプライバシーなんてものは無いのかと不安になるレベル。

フィリピンではフィリピンらしい情緒の中で、激しさMAXのチェイス。これはなかなか勢いがあって良かった。
隠れてた場所から最初は密集した住宅街を走って逃げ惑い、そこからバイクチェイスに転じて公道をド派手に大立ち回り。

アーロン1人で何とかなるかと思えばそうでもなく。シェアリング博士、レイチェルワイズがかなり彼の相棒として奮闘する。

いつしか頼れる相棒みたいな。
もう博士だけ逃がそうとするアーロンを慮ってなんだかんだと離れず献身的なレイチェルワイズがアーロンと一緒にこっちも愛おしくなってくる。

“ジェイソンボーン”が途中でチラつき、そっちに出てたメンバーも要所要所に配置されてて、それなりに関連性を感じるが、かといって交わるわけではないので、これはこれで楽しんでも良いと思う。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
TSUTAYA DISCAS運営の映画コミュニティサイト「Discover us」にて同アカウント名でコラムニストをさせて頂くことになりました。
https://community.discas.net/announcements/ib1wyncr43idknqm
別視点で色々映画について書いていこうと思います!ご興味ある方は是非お待ちしております!
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆


F:2108
M:19227
matchypotter

matchypotter