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ボーン・レガシーのArkのレビュー・感想・評価

ボーン・レガシー(2012年製作の映画)
3.3
2023-168
ボーンシリーズのスピンオフ作品でシリーズ4作目。時系列的にはスプレマシーとアルティメイタムの間らしい。

アラスカの雪山でトレーニングを行っていたアーロンは、肉体強化のグリーンの薬と精神強化のブルーの薬を服用させられているがそれらが失くなる。アーロンの体調を管理しているシェアリング博士と共に薬を求めてフィリピンへ飛ぶが、2人に追っ手が迫る。


ネタバレ↓


トレッドストーン計画で最強の人間兵器としてボーンが作られたように、アーロンも人間兵器計画の1つであるアウトカム計画の被験者で、過酷な訓練を行い、訓練先でも定期的な血液採取と青と緑の薬の服用を義務付けられていた。
ボーンが行方をくらませて6週間たった頃、CIAの責任者リック・バイヤーは作戦がCIA局員の女性によって暴露されかけていると知り、作戦を隠蔽するためにデータ消去と参加者や関わった研究員を殺害。
アラスカで訓練中のアーロンは狼から逃げる際に薬を紛失。そこで男性諜報員に会い薬を届けてもらうため無人機を飛ばすが、計画中止のため薬は来ない。その後、男性諜報員と共にミサイルで殺されそうになるも巧みに回避したが、上層部は死んだと思っている。
薬を求めてシェアリング博士に会い、アーロンは昨年注射したウイルスで身体能力の強化は遺伝子レベルで解決していると知らされる。薬やウイルスがあるフィリピンの工場に行き、青のウイルスを注射してもらったことで青の効力は半永久的となる。上層部は現地にいる精鋭工作員の“No.3”を送り込むも失敗。2人は逃げ延びる。

本筋が分からないまま終わった(笑)盛り上がりに欠けるのに長い。アウトカム計画と薬を巡ってCIA上層部に命を狙われる話だけど、説明不足で分かりづらい。

アクションシーンやチェイスや逃げ方はマット・デイモンの方と同じような感じだけど、カーチェイスの派手さやギリギリさはそんなにない。でも「この人なら絶対大丈夫」という謎の安心感がある点は同じ(笑)

ボーンシリーズに似てるけど別物で、そこそこ楽しめるけど話が分かりづらいのと、2時間以上あるにしてはアクションシーンが少ない印象なので物足りなさが残る。

アラスカで会った諜報員にオスカー・アイザック、CIA責任者にエドワード・ノートンが出てる。エドワード・ノートンはもっと登場すると思ってたけど普通に脇役だったのが残念。

ジェレミー・レナーはカッコよかった。

バイクチェイス中シェアリング博士に蹴られて死ぬNo.3(笑)執念深く追う割に呆気なく死ぬのね。アーロンの見せ場のはずが(笑)
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