ノットステア

ボーン・レガシーのノットステアのレビュー・感想・評価

ボーン・レガシー(2012年製作の映画)
3.8
○U-NEXT紹介文
ジェイソン・ボーンの死闘の裏で動いていた、もうひとつの陰謀を描くアクション
見どころ
主演は「ハート・ロッカー」のジェレミー・レナー。劇中、ジェイソン・ボーンの影がチラつき、より緊迫感を与えている。前3作をしのぐ圧巻のアクションが見どころだ。
ストーリー
CIAの極秘プログラムはジェイソン・ボーンによって告発されようとしていた。一方、アラスカでは「アウトカム計画」によって暗殺者、アーロン・クロスが誕生。その研究所で事件が発生し、これを機に命を狙われるようになったマルタをアーロンが助け出す。



○感想
開始30分から面白くなってきた。それはまではあんまり良くないなぁ。。。ということは、TVドラマとか、連載漫画だったらダメね。映画だから、もし映画館で観るなら最後まで観るしかないけど、途中で観るのをやめちゃう人が多そう。。。

ジェレミー・レナーは『ミッションインポッシブル』とか『アベンジャーズ』に出ていて知ってるから好きだし、『ジェイソン・ボーン』シリーズなのになぜマット・デイモンじゃないんだ?ということで嫌な気持ちにもならなかった。
ウイルスや薬で知能とか運動能力を上げてるところに好感を持てなかった。



○印象的なセリフ
「ミッションの道徳性を疑うことは誰にでもある」中略「“罪食い人”を?」「我々も“人の罪を食う”道徳から外れた汚物を食い、お陰で組織以外の者は穢れにまみれないで済む。我々は人の益になる非道徳的な人間なのだ」


以下、あらすじ















○あらすじ
極寒のアラスカ。アーロン・クロス(ジェレミー・レナー)水中に入ったり雪の中を移動したり。自分の血液採取。青い薬と緑の薬の服用。

※時系列
『ボーン・アルティメイタム』でイギリスの新聞記者サイモン・ロスが『ブラックブライアー』の記事を書こうとしているところ。
ウォータールー駅。ロス暗殺。

「トレッドストーン」の発案者アルバート・ハーシュ博士と「アウトカム」の発案者ダン・ヒルコット博士が仲良くしている映像がYouTubeにあがっている。
ロスの暴露記事によりハーシュが吊るし上げられれば、ヒルコットも吊るし上げられるかもしれない。そうなると「アウトカム」がダメになるだろう。

「アウトカム」を運用する責任者のバイヤーは、ハーシュとヒルコットを消し、準備中の作戦を隠すことにする。

薬を落としてしまい、アーロンは山を越える。雪山で仲間の工作員に会う。薬を求めるが手に入らない。
アラスカの山小屋でアーロンと工作員の男は吹雪をしのぐ。アーロンは工作員と話をしようとするものの、ほとんど会話なし。2人のうちどちらかが殺しの任務を請け負っているのかどうか。少し不安そう。

バイヤーは、「アウトカム」の作戦中止に反対する米国海兵隊の将軍と会う。作戦中止。作戦中止の原因はボーンだと理解する。

「アウトカム」で薬を服用していた諜報員が、代わりの薬を与えられ、次々と殺されていく。

山小屋。近づいてくる飛行機の音。補給機は昨日来たから今日も来るのは変。
アーロンは表で待機しようと山小屋から出る。山小屋は無人飛行機からのミサイル攻撃を受ける。
爆風で飛ばされたアーロン。荷物を持って走り出す。赤いマウンテンパーカーを裏返して着る。アーロンから発信機の信号が出ているため、無人飛行機は追跡を続ける。飛行機を操作している本部にバイヤーがいる。
アーロンは山の上まで走り、無人飛行機をライフルで撃ち落とす。
バイヤーは発信機の信号がアーロンのものだと調べる。次の無人飛行機を雪山に向かわせる。
アーロンは自分の太ももに埋め込まれた発信機を取り出す。襲ってきた狼を捕まえ、発信機をとりつける。
無人飛行機は、発信機と熱探知でミサイル攻撃。ミサイルは狼に命中。アーロン死亡と判断。

パメラは反逆者とCIAに反逆者とみなされている。
「彼女の言動は筒抜けだ。電話、メール、車、自宅、弁護士。ボーンを助けたのが運のツキだ。国際指名犯をほう助してCIAが奴を切るのを阻んだ。誓約を破り、規則を無視。奴をアメリカに呼び戻した。その動機が何であれこの国の利益になることではない。つまり“反逆者”だ」

薬の研究所。フォイト博士が研究者たちを銃で撃つ。多分自分の論文を疎かにされたから。警備員によりマルタ・シェアリング(女研究者)のみ生き残る。

アーロンは薬を求めて移動する。

マルタは帰宅。そこに女博士と男捜査官が、話を聞きにやってくる。
女博士「事件があなたのせいだとは言ってないわ。こういう事件の生存者は“私だけ殺されなかった”という罪悪感に襲われるのよ」
マルタ「“私だけ殺されなかった?”あなたビデオを見たの?あれを見てそう思う?何も分かってない!違ってる?誰かフォイト博士の血液を調べた?そうしたら説明がつくわ。博士のとった行動は…。あの研究所では、彼の行動を解明できる政府の研究が行われてるの。つまり我々の仕事は人間の行動や神経を人為的に操作すること。どういうことか分かる?博士はその過程で何かに接触して…」
家の中を調べていた男捜査官が、マルタの銃を持って現れる。怒るマルタ。
男捜査官「これが」
マルタ「ひどい!私の銃よ!ひどいわ!」
男捜査官「自殺の恐れが」
マルタ「待ってよ。どこで見つけたの?話は終わり!あなたたち2人とも出てって!家の中を勝手に…」
女博士「マルタ。私はあなたを飛行機に乗せたいのよ。お願いだから協力して!任務遂行のためにあなたの協力が必要なの。あなたが落ち着いたら私は出てく。あなたが自分の職務を理解したらね。お願い」
女博士や男捜査官の目的は「アウトカム」関係者のマルタを殺すこと。殺そうとしたところをアーロンが阻止する。捜査官は他にもいる。アーロンは全員倒し、家に火を付け、アーロンとマルタは逃走。
アーロンはマルタに偽名を与える。ジューン・モンロー。

アーロンは服用していた青と緑の薬の在り処を聞く。脳と体を活性化させる薬。ウイルスを接種すれば薬を飲まなくても効果を得られる。
活性ウイルスを接種するため、アーロンはマルタと共にフィリピンに行くことにする。

バイヤーたちはマルタが病原体を盗んだということにする。

アーロンはマルタに親しい人に連絡するとその人たちに危害が及ぶことを伝える。自分たちは死んだということにする。
ジューン・モンローの身分証。それはアーロンは知り合いらしい。
アーロンは薬で知能などを高めた。それがなければ生き残れない。
アーロンは偽造パスポートを作り、2人で空港に向かう。

バイヤーたちは空港にマルタがいたことを把握する。マルタが1人で行動できるはずはないと考え、協力者の存在を探す。

アーロンとマルタはフィリピンに到着。活性ウイルス製造工場に行く。偽造身分証で研究所に入る。

バイヤーたちは飛行機の搭乗客をチェック。マルタがフィリピンに向かったことを知る。アーロンが協力者だと知る。

マルタが活性ウイルスをアーロンに注射。
バイヤーの指示でアーロンたちを研究所内に閉じ込めようとする。アーロンたちは労働者たちを銃声で混乱させ、所長を気絶させることで統率もさせず、うまく逃げる。アーロンは所長の金の腕時計を盗む。

活性ウイルスによりアーロンが発熱。1人で歩けない。ホテルで横になる。
アーロンは看病してくれるマルタに逃げるよう話す。
バイヤーたちにより暗殺者がフィリピンに送り込まれる。

翌日。アーロンは目を覚ます。マルタは薬局に行っている。警察に包囲される。
マルタはホテルに突入する警察を見る。「アーロン逃げて」と叫ぶ。その声でアーロンは逃走。
警察に追われるマルタ。
アーロンとマルタが合流。アーロンは暗殺者に気づく。
アーロンはマルタと離れ、バイクを入手。マルタを後ろに乗せ走る。
バイクチェイス。
暗殺者の銃弾がアーロンに当たる。
マルタが暗殺者のバイクを蹴飛ばし倒す。
アーロンは出血で意識を失いかける。アーロンとマルタはバイクから転がり落ちる。
近寄ってきた漁師とその子供にマルタは助けを求める。

バイヤーはアーロンが泊まっていた部屋の映像を確認。部屋の鏡に「もう追うな」と書かれている。鏡の角に薬の入ったペンダントがぶら下げられている。

アルバート・ハーシュ博士心不全で死亡というニュース。(『ボーン・アルティメイタム』のボーンを作った博士)
パメラは取材に応じている。ヴォーゼンも生きている。

アーロンとマルタは漁師の船に乗る。船長の腕には金時計。