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悪魔の手毬唄のgesuのネタバレレビュー・内容・結末

悪魔の手毬唄(1977年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

市川崑監督、石坂浩二金田一2作目。
派手なイメージの犬神家の一族とは一転して割と地味目なミステリー。より地域人間ドラマによった感じかなー。
閉鎖的な山深い村を舞台とした見立て殺人。葡萄棚とぶどう酒だから山梨かなと思ったら甲斐市。家系と血。昔からあるドロドロ。だからねっとり面白い。民俗学とか。
ほんとに登場人物多くて把握しきれない。馬鹿せがれめでてえ。
毎回思うけど大滝秀治はじいさんになってからずっとかわらん。色男はようも簡単に関係をもつな。それが原因で残された女も子供も不幸では片付けられないカルマを背負う。
事件を追いながら犯人に想いを寄せ続けた若山富三郎演ずる刑事の悲哀が切ない。
金田一と刑事の最後の汽車での別れ際が印象的。
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