徳島県はうだつの町、オデオン座に訪れる機会が出来たために鑑賞。
就職に失敗した東京の若者の亮が、家を飛び出し放浪しながら辿り着いたのがこの町。
古ぼけた映画館の館主の熱い男、活男と出会い働き始める。
何と言ってもこの作品ではこれでもかというほどのたくさんの映画が紹介され、それを熱く語りオマージュする活男こと西田敏行の力強い演技が目を引く。
徳島の自然と、時折り描かれる郷土文化もここを舞台にした理由のような必然性を感じる。
人生の讃歌であり、映画への讃歌であり、亡くなった役者に捧ぐ映画でとても良かった。