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チャップリンのニューヨークの王様のadeamのレビュー・感想・評価

2.5
チャップリンがスイス移住後に撮った最後の主演作。
ニューヨークにやって来た国を追われた王様が、期せずしてテレビコマーシャルで人気を得るも、あらぬ疑いをかけられることになる物語です。
トーキーになっても笑いの取り方は動きと表情とシチュエーションで、変わらぬユーモアが楽しかったです。
前半は消費社会に、後半は赤狩りに牙を向いており、晩年の不遇に対する怒りのメッセージはよく伝わってきましたが、笑いの方のパワーが以前より弱まっているために、強すぎる主張がコメディとしてはノイズになっている気はしました。
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