囚人13号

チャップリンのニューヨークの王様の囚人13号のレビュー・感想・評価

3.0
なぜこれが取るに足らないかというと、チャップリンが感情的になってしまったから。

世界恐慌/トーキー/ヒトラーに対して恐らく全て同じ姿勢、同等の覚悟で臨んでいるからこそいずれも絶賛されたのだろうが、今回ここでアメリカをそのまま敵に回したチャップリンはあろうことか怒りに任せて単なる"煽り"に徹してしまった。
もちろん退屈ではないのだが、セネットの時代へ逆行とは言わないまでも歳をくったチャップリンが今更下品に振る舞う様子など誰も見たくないはず。
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