櫻イミト

キートンの大列車追跡/キートン将軍/キートンの大列車強盗の櫻イミトのレビュー・感想・評価

2.5
チャップリンと並び称される喜劇王キートンの南北戦争映画。

アメリカではキートンの最高傑作と言われているとのこと。しかし、喜劇としては体を張っている「探偵学入門」(1924)や「セブン・チャンス」(1925)のほうがずっと面白かった。

本物の機関車を使ったスペクタクルや大砲の演出など予算をかけた贅沢さはあるのだが、道具が増えた分だけ喜劇性は減っていると感じた。やはり全力疾走など身体を使った表現の方が普遍性を保つのだと思う。
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