旅の途中でエクアドルにやって来たボニー(ジーン・アーサー)は小さな航空会社のリーダー、ジェフ(ケーリー・グラント)と出会いぶつかりながらも惹かれ合う。郵便輸送で飛ぶパイロットたちの仕事は危険と隣り合わせだったが、ジェフは彼らを率いて使命を全うしようとする。
ハワード・ホークス監督による、男たちの友情と空の物語にロマンスの味付けがされた作品。
空撮がなかなか見事で、山々を抜けていく映像が美しかった。
もちろん飛行技術を競う映画ではなく、ほとんどが酒場で男たちが争い、男女が気持ちを探り合い、どちらかというと西部劇に近いテイストだ。
結局、バットという男は改心したのか、過去は誤解があったか、よく分からないけど、キッドの最期は感動的。
トーマス・ミッチェルはそこに居るだけで味がある。
そして、ケーリー・グラントとジーン・アーサーのやり取りが可愛らしく、コインの賭けは粋だった。色気ではリタ・ヘイワースの完勝だけど。
時代とはいえ、事故率高すぎて、とても事業としては成り立たなそうに見えた。