バルトの楽園（がくえん）のリーアム兄さんのレビュー・感想・評価

【好きなセリフ】
松江豊寿「人間は望みを捨ててはならない。たとえどんな苦境にあろうとも。未来に立ち向かう勇気を持て」

戦争では敵であり、収容所の中でも監視者と捕虜という立場の違いはあるが、収容所は刑務所ではないという観点から、お互いに敬意を持って捕虜を扱い、文化交流の場として一般市民にも捕虜との交流を可能にさせた松江豊寿の人情・義に感銘を受けた。松平健がドイツ語を話し、ブルーノ・ガンツが日本語を話すという、ドイツ好きの自分にとっては激アツな映画だった。やはり第九はいい。