自身の誕生日に幼い息子に命の樹の伝説を話しながら枯れた木を植えるアレクサンデル
同日に突然の核戦争勃発のニュース
親しい者たちが恐怖に怯える中、無神論者だったアレクサンデルは神にその身を捧げ救いを求める
目が覚めて契約が為されたことを感じ取ったアレクサンデルは神との約束を実行する
全作を観たわけではないけどタルコフスキーの中ではストーリー性のある方でかなり観やすいんじゃないかと思いました
そして『ストーカー』や『ノスタルジア』以上に究極の救済の話でした
肉体の浮遊や水辺にいる動物、水の風景など今までの作品の集大成の映像を見ることもできます
キリスト教の比喩は聖書の知識がないと理解が難しいけどなんと言っても映像がとても美しいのです
ダヴィンチの絵から始まるオープニング
柔らかい初夏の日差しの草原
モノクロとセピアが混ざったような白夜の戸外
レースのカーテンが揺らぐ室内
夢の中のモノクロの風景
もう内容とか何言ってるかとかわからなくてもいいです!
美しい映像に癒されて魂が救済されます
最後の追いかけっこにはちょっと笑っちゃったけど