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セント・オブ・ウーマン/夢の香りのhzのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

とにかくアルパチーノの演技が凄すぎた。
盲目の退役軍人の役ですが、とにかく自然で、本当に「見えていない」ような気がして、階段を歩く場面とか、大丈夫かなって映画を観ている立場ながら何度か焦った。
さらには、嗅覚や聴覚、気配などを感じる感覚が研ぎ澄まされている感じとか、じっと見つめるような瞳のようすから「まるで見えているよう」な演技までも再現されているような気がして、演技の奥深さ感じた。
クリスオドネルもチャーリー役にぴったりって感じで、主役ふたりがとっても良かった。

学校関連のストーリーはよくありそうな構図ではあったんだけど、3人悪いことしてるし告げ口も良くないしどうなるんだ??ってところにフランク中佐の演説。これがかなり圧巻でカタルシスやばかった。「チャーリーは決して自分の得のために友人を売る人間ではない」からはじまるセリフが特にグッときたな。
このシーンはもちろん全体通してフランクのセリフの独特の言い回しとかがとてもクセになるところもこの映画のポイント。

気持ちよく終わるラストで良かった。
あとタンゴとフェラーリは名シーン(ベクトルはものすごく異なる)だったな〜
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