ダイナ

セント・オブ・ウーマン/夢の香りのダイナのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

盲目の退役軍人役を演じたアル・パチーノがアカデミー主演男優賞に輝いた本作。瞳を動かさない演技、盲目による所作の機微がリアリティをグッと増していて素晴らしい。クリス・オドネル演じる「苦学生」という世代も立場も異なる人間との邂逅による心境の変化に見入ります。ダンスシーンの美しさも虜にさせられますが、やはりとても気に入ったのは演説シーン。5分近くのほぼ1人語り、自身の人生を振り返りながらチャーリーが如何に誠実で輝かしい未来に進むべきかを説くそのワードチョイス、脚本も素晴らしい!

男2人のヒューマンドラマ、「ミッドナイト・ラン」を撮った監督なら納得の安心感。アル・パチーノは演技の天才だ!
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