miho

セント・オブ・ウーマン/夢の香りのmihoのレビュー・感想・評価

4.3
友情、より深いが家族とはまた違う、2人の絆を描いた物語だった。

盲目のフランクは、口が悪いだけでものすごく優しい人だから、彼の上部しか見ていない人は彼を軽蔑し離れていくが、彼の中身まで見る人は彼を慕い側に居続ける。

最初はチャールズをどなり散らかし、触れることも許さなかったのに、フランクが徐々に心を開いていく様子がなんとも暖かかった。

物語終盤になるとフランクが本心では何を言いたいのかが分かりようになってくるから不思議。

ものすごくツンデレなお爺ちゃんなんだと思うと可愛らしささえ感じてくる。

正直ものはバカをみるすさんだ世の中だけど、世界のどこかにはそれは悪だとする場所があるはずだし、そうであって欲しいという理想を体現した話だった。

ほっこりしたい人
恋愛映画に疲れた人
しっぽり映画を観たい人

おすすめです。
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