人間が絶対に失ってはいけないものーそれは誇り。盲目のアル・パチーノがひたすら怒号を飛ばし何かと戦う。それは彼自身が自信を失わないための強がりとも。苦学生が盲人を支え友情を構築することで何にも変え難い喝采を得る。語り継がれるべき大傑作。
初見でしたが、良すぎました。
好きなシーンも多いですが、フランクとチャーリーの関係性の構築があってからのクライマックスは痺れまくって涙が止まりません。
これまたオールタイムベスト級にお気に入りができてしまいました。
観た後すぐにAmazonでBlu-ray検索しました。
𝕏の企画で募集しているハッシュタグ「#おすすめのカーアクション映画」で紹介されていた肝心のカーアクションは心臓がもたないほどハラハラドキドキ。
カーアクションというよりも盲目の男が車を飛ばす恐怖がヤバい。マジでハラハラしました。
惜しむらくは周りに全く車が走ってなくて、このシーンを撮るためのフィクションだと思わざるを得なかった点でしょうか。
とはいえ、話の全体的な構成といい、フランクとチャーリーの絆が深まっていく模様といい、自分の好きな要素が詰まりまくっていました。
しかもアル・パチーノがアカデミー賞7度目のノミネートで主演男優賞を初受賞という快挙も納得の怪演。盲目の役柄も本当に見えていないと思わされました。
あとはほぼ1シークエンスしか出てきませんが、ガブリエル・アンウォー演じるドナが美しすぎて…フランクとのタンゴのダンスシーンは瞬きひとつ勿体ないぐらい見応えありました。
いやぁ素晴らしい映画を観ましたね。
〈キャスト〉
フランク・スレード中佐(アル・パチーノ)
チャーリー・シムズ(クリス・オドネル)
トラスク校長(ジェームズ・レブホーン)
ドナ(ガブリエル・アンウォー)
ジョージ・ウィリス・Jr(フィリップ・シーモア・ホフマン)
ハリー・ハヴマイヤー(ニコラス・サドラー)
カレン・ロッシ(サリー・マーフィ)
ランディ・スレード(ブラッドリー・ウィットフォード)
W・R・スレード(リチャード・ヴェンチャー)
マニー(ジーン・キャンフィールド)
ゴア巡査(ロン・エルダード)
クリスティーン・ダウンズ教諭(フランセス・コンロイ)
※2023年自宅鑑賞131本目
