こっふん

竜二のこっふんのネタバレレビュー・内容・結末

竜二(1983年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

2024年 61本目

竜二は娘のあやが産まれた後、拘置所に入れられたことがきっかけで妻のまり子、あやと離れ離れに。
竜二は不安で、金にも飽きた、カタギになって2人に会いたいとカタギになった昔の兄貴分に吐露。
カタギになり2人と暮らすも、仲間のカズや舎弟と再会し、再びヤクザに戻る。

・80年代の雰囲気が最高。
・劇中流れる竜二の口上がシブすぎる。
・ヤクザの付き合いって、いくら足を洗っても付きまとうし簡単に抜け出すことはできないと思う。やっぱりどこまでいっても義理を果たさなければならない世界。
・ラストはセリフなしで竜二、まり子の心中が読み取れる素晴らしいシーン。思わず観直した。特に全てを悟ったまり子の表情がいい。
・カタギになる話ってあんまり観たことなかった。カタギになっても、本当に自分はこれで良かったのかという不安や焦りに悩まされる。ヤクザの生きにくさが絶妙に描かれていると思う。
・本作公開中に主演の金子正次が亡くなってしまうのも含め、伝説の映画と言われるのも納得。
こっふん

こっふん