くろゆり

セルビアン・フィルムのくろゆりのレビュー・感想・評価

セルビアン・フィルム(2010年製作の映画)
2.0
ただグロテスクな映画ではないことはわかる。何かを主張したいのだろう。しかし、わざわざこれほど人が不快に感じるような描写を入れることは必要であろうか。表現の自由といえど流石に倫理的な限度というものはあるのではないだろうか。あの物議を醸したシーン以降の描写にほぼ吐き気を催した。
セルビアはどんな国かは知らないが流石に非現実的だと感じる描写はある。それがフィクションの強調であったとして倫理を超えた描写をして良い訳ではない。だが、間接的にでも成立する話をわざと全て映像化した逆張り作品とも言えるのかもしれない。
2度と見たくないような作品だが、演出であったり脚本であったりが馬鹿にできない位にはちゃんと作られている。評価するのが難しい。私は好きじゃない。
あと流石にモザイク多すぎでは。終盤の頭のところは要らないのではと少し思った。
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