一人息子の作品情報・感想・評価(ネタバレなし) - 2ページ目

『一人息子』に投稿された感想・評価

当時と令和の今では、母と子の関係や互いへの想いみたいなのが違うんだなーって。
当たり前ではない大学進学を苦労をしてでも実現させる母のマインド、その後の息子への期待と現実のズレにガッカリする感覚は、今…

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わに

わにの感想・評価

4.0
人物の背中を捉えるショットの気持ちよさと織り機の滑車の動きで一生観てられる。

1936年、今から88年前の作品です。
野々宮つね(飯田蝶子)は製糸工場で働く女工で夫に先立たれ女手ひとつで良介(葉山正雄)を育てています。
良介は勉強ができて、担任の先生の大久保(笠智衆)が家に来…

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デニロ

デニロの感想・評価

4.0

帰省した二男がこんな話をしていた。仕事で通っている農家で猫が生まれた。そのうちの一匹が、成長が悪いのか病気なのか痩せこけていたので農家の人に断って保護した。病院に連れて行き、抗生物質を買い与え、栄養…

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Hiroking

Hirokingの感想・評価

3.0

〖1930年代映画:人間ドラマ:松竹:日本名作映画集〗
1936年製作で、小津安二郎監督の初のトーキー映画で、母と一人息子との現実を描いた人間ドラマらしい⁉️
小津監督作品としては、コミカルさはほと…

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2024-23

「東京物語」や「秋刀魚の味」の小津安二郎監督作品。東京で学ばせるために必死でに働いてきた母親と、東京の生活に挫折した息子の衝突を描いた作品。

さすが小津監督。親子の微妙な距離感を…

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adeam

adeamの感想・評価

3.0

小津安二郎初のトーキー作品。
女手ひとつで息子を育てた母と田舎を離れ東京で学校を出て就職した息子が久しぶりに再会したことで互いの想いのすれ違いが露わになる物語です。
中盤での母の爆発シーンが白眉で、…

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優しい子にそだってほしいって願いはあるはずで、なのに気がつけば金金金。ただし金も重要なので要はバランスな訳だが、程よく稼いで優しい人が良いと思うわけです。この映画を観ても。
当時から危惧されていたで…

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真打小津安二郎監督の初のトーキー映画は、ペーソス溢れるリアリズムの粋をいく傑作。息子日守新一は上京して24歳、既に妻坪内美子と赤ん坊を抱える夜間教師で、双六では上がりに近いと、母飯田蝶子を落胆させる…

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マグ兄

マグ兄の感想・評価

2.9

小津は庶民の心情を描くのがうまいなと思いつつ、まあ普通の映画。最初のトーキーということで発展途上って感じ。カメラワークも特に印象に残るものもなく、当時の庶民の生活をしれたって感じ。地域とのつながりが…

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