ピアノレッスンとの二本立て。
1本目の重い感情に引きずられたが、出だしの働く家を探してる風景でなごみ、気楽に観られた。
1951年という第二次世界大戦が終わり、ベトナム戦争が本格化する前の時代背景。
周りが苦しみや悩みは抱えつつも自分の好きなように生きている中で、それすら出来ないムイを主人公でありながら、使用人として感情を最低限にしている描き方が良かった。
火サスのような場面変わりの音楽とか、こそっと覗いたり、ストーカーのようなアプローチはベトナムの特性なのか?
いずれにしても、ベトナムの熱量を感じる良作。
ピアノレッスンとの二本立ての理由を考えていたが、許されない恋とピアノなのかと思いつつ、こっちが後で良かったとしんみり。