物語は静かに進むが主人公ムイが暮らす2つの家の家具や植物、お父さんの弾く琵琶の音色ベトナムの衣類などすべてが美しかった。
パリ郊外に作ったセットらしいが美術がめちゃくちゃ良い。
10歳の時に使用人として暮らし始めた家は東南アジアらしい木造の家で全体的に茶色で暗いけどシックで落ち着いている。
20歳の頃に移り住む幼少期密かに憧れを抱いていたクェンの家は、
フランス領土影響?クェンがピアノでパリ音楽学校に行っていたからか西洋の雰囲気も取り入れり、色が鮮やかなタイルや鉄窓花もすごい素敵だった。
東南アジアらしい亜熱帯の雰囲気も、汗で額にひっつく髪や扇風機、鈴虫の音色で涼しさを感じたり
そういう演出がとっても良かったです。