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青いパパイヤの香りのharuのレビュー・感想・評価

青いパパイヤの香り(1993年製作の映画)
4.0
初恋の実らせ方。

サイゴンの商家に10歳のムイが奉公にやってくる。奥様は優しく、ムイが壺を割っても怒らない。ある日一家の長男が連れてきたクェンに一目惚れしたムイ。10年後、20歳となったムイは、彼の家に雇われることになるが…

「第三夫人と髪飾り」と雰囲気似てると思ったら、あちらもトラン・アン・ユンが関わっているらしい。どちらも個人的にかなり好きですが、やっぱりベトナムを舞台にしたフランス映画だからか、どことなく西欧っぽく洗練された感じはします。セリフは少ないですが、わかりやすい演出でみんな心の中が全開です。前半の少女ムイがめっちゃ可愛くて、そりゃみんな可愛がるわって感じでした。
ストーリーは、軽く追いかけっこしただけで玉の輿にのれちゃった使用人の女の子の話で、シンデレラもびっくりな展開。後半の大人ムイが若干あざとさを感じさせるものの、ライバル女性も負けてなかった。
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