ねび

われらの歪んだ英雄のねびのネタバレレビュー・内容・結末

われらの歪んだ英雄(1992年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

25年ぐらい前に、NHKで観た。ソウルの名門小学校から田舎に転校してきた主人公が、前世代的な田舎の小学校のスクールカーストに翻弄される。クラスでは、級長が絶大な権力を持っている。級長の父親はお偉い軍人さんで、先生からも信頼されている。成績も優秀で、スポーツ万能。喧嘩も強い。クラス中が級長の命令に従っている。面食らう主人公。最初は抵抗するが、級長に逆らうのは得策とはおもえず、疑問を感じながらも従っている。級長は、背が高く体格も良いので、体力はあるが、テストは手下達から答えを教えてもらっていた。
学年が上がって、担任がソウルから来た新しい先生に変わり、級長のカンニングがバレる。担任は皆の前で級長に体罰を与えて、皆も不正に協力するな、みたいな事を言う。ここから級長の転落が始まる。かつて手下だったクラスメイトからも相手にされないばかりか、馬鹿にされ始める。級長は、学校に放火して姿を消す。いきなりここから数年が経過して、大人になった場面。かつての先生のお葬式に、大人になった級友が集まる。級長は姿を見せずに、大きな花輪が送られていた。それを見てかつてのクラスメイト達は子供の頃を思い出す表情になって終わる。
なんか、妙に心に残る映画だった。
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