Omizu

女と男の名誉のOmizuのレビュー・感想・評価

女と男の名誉(1985年製作の映画)
3.7
【第58回アカデミー賞 助演女優賞受賞】
『マルタの鷹』ジョン・ヒューストン監督作品。ゴールデングローブ賞では作品賞他全4部門で受賞し、アカデミー賞では作品賞他全8部門にノミネート、助演女優賞(アンジェリカ・ヒューストン)を受賞した。

ギャングの闘争を描きながらもユーモアあふれる作品に仕上がっている。ジャック・ニコルソンとキャスリン・ターナーの好演もあり軽快でありつつギャングものとしての厚みもしっかりある。

ギャングが好きになったのはプロの殺し屋だった、という話なのだが、よく作り込まれた脚本が最後まで飽きさせない。ヒューストンの演出もよく、ブラックなユーモア満載のクライムコメディになっている。

キャスリン・ターナーがすごくよかったんだけどなんで彼女だけノミネートされなかったのか謎。ニコルソンの元妻を演じたアンジェリカ・ヒューストンはその存在感もあり助演女優賞はなるほどと思ったが。

普通に面白いクライムコメディ。ジャック・ニコルソンの顔芸が楽しめる一作でもある。アカデミー作品賞までノミネートされたのはよく分からないが、なかなかよく出来た楽しい作品だった。
Omizu

Omizu