映画を見た最初の感想は「なんて変な映画なんだろう」だった。笑
トム・クルーズが白髪っていうのが慣れてないせいなのか。
でも見た後いろいろと考えたり、他の人の感想を見たりしているうちになんだかだんだんとわかってきた気がする!
映画の中で何度かヴィンセント(トム・クルーズ)がマックス(ジェイミー・フォックス)に説教するシーンがある。(お客さんがタクシー運転手に説教ってどんなシチュエーションだよって思うだろうけど)
マックスは夢や希望を語るけれど、いったいいつまでタクシードライバーという仕事に甘んじるつもりなのか?
いつか叶えたい夢は、まず叶わない。叶えたいなら、まずは今行動しなくてはならない、と。
そもそもヴィンセントはあの仕事をやりたくてやっているのかはわからないが、でも明らかにヴィンセントのほうがいきいきとしている。
思えばタクシードライバーっていう仕事はどこまでも受動的。
客の言いなりになるしかない。多少、ルートに関して主体性は発揮できたとしても、行き先まで変えることはできない。
つまりタクシードライバーっていう仕事は、マックスの生き方そのもの。
マックスにとってはこれが転換点となるのかもしれない。