Tom2022

明日の記憶のTom2022のレビュー・感想・評価

明日の記憶(2005年製作の映画)
3.5
この映画によって、若年性アルツハイマーが世の中に知られたと記憶しています。以前に見た時と違って、主役の年齢が近いので身近に感じる分、共感して泣けちゃいました😭。

広告会社で超バリバリに働いている佐伯雅行(渡辺謙)は、物忘れを多々するようになり、若年性アルツハイマーであると診断されます。そして、病気に冒されていく彼と、それを支える妻である枝美子(樋口可南子)の闘病のお話です。

記憶を失っていく過程がとても生々しくわかりやすく描写されています。佐伯雅行が、アルツハイマーになって行く過程の演技が、すごく実感があるなと思いました。

私は、娘の結婚式のシーンで泣けました😭。佐伯雅行は、スピーチ原稿をどこかに置き忘れてしまうのですが、そのおかげで気持ちの入った自分の言葉でスピーチをしています。私は、その内容に感激して涙が出ました。
(あれ?これって、もしかして、自分の子供の結婚式に、自分がスピーチをする可能性があるなと想像しちゃって、他人事とは思えませんでした😅)

また、病気を宣告されて、病院の階段でうずくまる佐伯雅行と一緒にうずくまる枝美子の二人の姿にも涙が出ました。

若年性アルツハイマーと言う病気を知るだけでなく、渡辺謙さんと樋口可南子さんの2人の演技力にとても引き込まれる見応えのある映画でした。
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