あのときのとき

ブレア・ウィッチ・プロジェクトのあのときのときのレビュー・感想・評価

3.0
 POVジャンルの先駆けらしい。この手には明るくないものの、画質の悪さは大学生が作ろうとしたドキュメンタリー作のフィルムだからという理由作り、怪異は徹底的に移さないものの音や不気味なオブジェクトで想像を掻き立てたりと中々技術が光る。
 ただ面白いかというとそうでもない。最初のインタビューシーンとかは惹かれるものがあるがその後はストレスで疲弊した人たちの諍いだ。
 コロナ禍の今、おかしくなってる人の行動をネットを通してみることがあるから、ある意味リアルさを感じるのだが、見てて面白くはない。一番最初に変になったやつがわりとケロッとしてるのがちょいとムカつく。
 うまく想像力がかみ合った人なら楽しめるかもしれないが、自分は怪異が見たい人間なのでちょっと難しい。ただ90分にも満たない短さと歴史的な価値、元ネタということで見る意味はあるかなと思える。大学生がいわくつきの所に行って、パニックを起こして、行方不明になるというテンプレが既に出来てるのは笑える
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