yuichi

光のほうへのyuichiのネタバレレビュー・内容・結末

光のほうへ(2010年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

浮き沈みのない静かな海のような重さ

子育てを放棄した母親には2人の兄弟と3人目の赤ちゃんが。母親は遅くまで帰ってこない、そんな時に赤ちゃんが死んでしまう。
命が消え動かなくなった赤ちゃん。
直視する事さえ躊躇うが、これが現実。

残された兄弟2人も大きくなるが、
相変わらず不運な出来事ばかり。
母の死をきっかけに久々に会った2人だが、
弟には一人息子が。
愛を知らないはずの2人にはちゃんと愛があった

お互いの存在が支えだったのかな。
終始、重い空気感のなか
ラストで少しだけタイトルにある光が差す。
人は誰しも痛みを抱えて今日も生きてる。

「これを持っていれば、
離れてもパパと一緒なんだ」
子供だって強いんだ
yuichi

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