角川映画試写室で鑑賞。(緒方明監督のティーチン付き)
当然ながら、ルイ・マル監督の同名映画は鑑賞済。
それをどのように日本でリメイクするのか、を観た。
吉瀬美智子と阿部寛、まずまずのキャスティングである。
吉瀬が電話する場面は、ジャンヌ・モローがオーバーラップするが、やはり本家には敵わない。
この作品、かなり頑張ったとは思うが、あの名作をリメイクするのは、かなり冒険したと思う。
ただ、ルイ・マル版で「ロープがそのままになっているな~」と思っていたが、本作ではしっかりと阿部寛がロープを片づける場面もあり、きっちり回収しているなと思った。
試写会後のティーチインで緒方監督も「ルイ・マルが片づけ忘れたロープも、この作品で片づけてあげました」とおっしゃっていた。
旧作をよく観て作った作品であることは確かだ。