Jimmy

死刑台のエレベーターのJimmyのレビュー・感想・評価

死刑台のエレベーター(2010年製作の映画)
3.0
角川映画試写室で鑑賞。(緒方明監督のティーチン付き)

当然ながら、ルイ・マル監督の同名映画は鑑賞済。
それをどのように日本でリメイクするのか、を観た。

吉瀬美智子と阿部寛、まずまずのキャスティングである。
吉瀬が電話する場面は、ジャンヌ・モローがオーバーラップするが、やはり本家には敵わない。

この作品、かなり頑張ったとは思うが、あの名作をリメイクするのは、かなり冒険したと思う。

ただ、ルイ・マル版で「ロープがそのままになっているな~」と思っていたが、本作ではしっかりと阿部寛がロープを片づける場面もあり、きっちり回収しているなと思った。

試写会後のティーチインで緒方監督も「ルイ・マルが片づけ忘れたロープも、この作品で片づけてあげました」とおっしゃっていた。
旧作をよく観て作った作品であることは確かだ。
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