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死刑台のエレベーターのtheocatsのレビュー・感想・評価

死刑台のエレベーター(2010年製作の映画)
1.0
魅力が乏しい故意のずらしすれ違い間抜け劇

フランス古典映画リメイクとのこと。元がシリアスかコメディか分からないが本作はスタイリッシュシリアス。仮にシリアスではなくはじけるコメディとして仕上げたらポジ評価となったかもしれない。(言うは簡単で下手なコメディだと目も当てられない)

アンジャッシュのずらし勘違いコントみたいな展開だったのでそう思った次第。
彼らのコントはそこそこ面白いけれど、シリアスにやられたら当然笑えないしつまらないだろう。
つまり現代において「シリアスなずらしすれ違いの間抜け映画」は訴求力が弱かったのだと思われる。

吉瀬と阿部ちゃんはまぁ悪いとは言えない印象。なれど警官:玉鉄さんの場面がどうにもピリッとしない。なぜ重要警備中にチンピラとやり合っているか不明だし、あんなブロックで頭殴ったら普通死ぬだろう。
北川景子は頭は弱いが可愛い女子を普通に演じていたね。

もしや玉鉄のみ逮捕、阿部ちゃんと吉瀬は完全犯罪成立で海外逃亡か?とも思ったが、ストーリーエンドは結構あっさり解決。やはり総体的に詰まらなかった印象しか残らない。

別に好みではないが吉瀬がキレイで、北川がアホ可愛く見えないこともなかったのが救いかな。ベテラン男優陣も安定の演技。

やはり演出とシナリオの弱さが残念ということになるね。

総評一つ星

002009
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