期待度高めで観たけど、思ったより入り込めなかった。
ちょっと演出過剰なんじゃないかな。音楽や顔のドアップ、大きな音のシーンが多く、くどかった。
ホラーでありミステリーであり、どう展開して終着するのか分からない。ストーリーはよく練ったんだろうなと。
序盤から演出や台詞に色々仕込んでるなぁって感じは滲み出てたし。
ホラー演出の面では、家に呼んだ霊媒師が霊視するシーンは大変秀逸でした。
特に寝室のドアを開ける前後のあたり。おぞましくて恐ろしい。素晴らしい。
ただ、あとはネタバレコメに詳しく書くけど、それぞれの要素がそんなに上手く繋がっていたとは言えず、事実を突き詰めると全然深いストーリーじゃない。
観終わった後は虚しい、というかそこそこ腹が立つ。
「雰囲気ホラーな悲しいダークファンタジーを作りたかったんだね。そのためにこんな話にしたんだね。これで満足?」と言ってやりたくなった。