上海十月

祇園囃子の上海十月のレビュー・感想・評価

祇園囃子(1953年製作の映画)
3.8
深作の「おもちゃ」は、「祇園の姉妹」妹役の源氏名から来てる。ただ、本作見直すと、どっちかと言うと本作の方に話は寄せてる気がする。若尾文子は初々しい。民主教育が始まっているのに封建主義で男尊女卑の社会である祇園。金で買われる女性の悲哀を描いている。周りの男たちが、とにかくどうしようもない。最終的に肯定しているのが時代ですなぁ。こんなの「Barbie」が観たら卒倒してしまうね。宮川一夫の移動撮影が相変わらず素晴らしい。撮影見ているだけで感動してしまう。
上海十月

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