このレビューはネタバレを含みます
ウェスアンダーソンの今の作風が確立されてきた頃の映画!
ストーリーの流れも、キャラクターの愛おしさも、ちょこちょこ挟んでくるコメディ感も、泣ける展開も…
全ての要素があって最高の映画だった。
もう、さっき見終わった所だけど今後何度でも見直したいなって思う。
以下好きなシーン
・スティーブとネッドがケンカの仲直りをして手を合わせてホー!って言うシーンの後にウィレムデフォーがいて、こっそりホー!のジェスチャーやってるの好き。
他のウェス作品でも言えるけど、なんでウィレムデフォーのキャラって登場したとき、あんなに暴力的そうだし、おっかないのに映画終わる頃にはちょっとマヌケで愛おしいって思っちゃうんだろう。
・ネッドと妊婦のお姉さんが密会してるときにイルカが窓から覗いちゃってカメラに映っちゃってるの良い。笑える。
・海賊に襲われて危機一髪の時に急にスティーブが覚醒して1人で全員やっつけるの笑える。曲調も急にアクションっぽくなるし。そして流血とか死亡者とか出てるのにコメディタッチだからそんな怖くなく見れるのがありがたい。そして島でもスティーブ覚醒シーンPart2やるのも笑える。
・緊張感あるシーンとかでスティーブが大丈夫か?って言った時に露出計で測ってるの笑える。
・インターン生が良い味出してる。
他の潜水隊から盗む時もこき使われてるし、乗組員から離脱する時もなんか良い味出してた。危ない目に遭ってるのに単位あげないんだ笑
あと、船から降りたはずなのに何故か残ってたインターン生もおもろい。
・ちょこちょこ乗組員の演奏担当の人が歌歌ってるの良いよな、海賊来た時も呑気に歌ってるし
・エンドロールの映像も最高。
乗組員の演奏担当の人が演奏してる映像&音楽のままエンドロールってなかなか斬新だった。
みんなが集結して旅に出る感じ良かった。港の長い道で一人一人出会っていく感じはアニメのオープニングかMV感あった。
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ダイナマイトとか犬とか、家族の死とか同じモチーフ出てくるなぁって思った。