ウェスアンダーソンの映画を初めてみたのは、３年前。グランドブダペストホテルだった。その時は良さがイマイチ分からなかったんだけど、最近になって独特の世界観にハマりつつある。なんというか、私には、ど直球でハマる感じではなく、隙間に入り込んでずっとそこにいる感じでハマってくる。思い返すほどにあの世界に戻りたくなる。
この映画について言えば、毎度のウェスアンダーソン作品のように、細部に至って画がかわいい。そんで出てくる魚や海洋生物が腰を抜かすほどかわいい。キャラクターの服装もキャラクター自身も、船の外装も船の内装もかわいい。音楽も絶妙で良い。Life on mars? をカバーじゃなくてそのまま使ってくる場面にはなんだか意表を突かれた、、、！
ウェスアンダーソンのすごいなあ、と思う所は、彼の映画は全て共通の雰囲気があるのに、全て違う雰囲気もある。全部同じような映画になりがちになりそうなこだわりようなのに、全部違う個性があって雰囲気があるという、そこに驚かされる！
ケイトブランシェットが、コーヒーアンドシガレッツの時よりもすごく若く見えたんだけどなんで？
