ぐるぐる

ヘル・レイザーのぐるぐるのネタバレレビュー・内容・結末

ヘル・レイザー(1987年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

フランクが諸悪の根源
甘い果実を断りきれないジュリアは人間らしいけど、一線を超えた
フランクみたいな悪魔を信じることの虚しさよ…裏切ることもフランクは何とも思ってないやろな

魔導士の実体を初めてちゃんと見てみんな体の一部がオーブンしてて、いたいいたい状態
痛みの先にある快楽…この世で最も自分にはいらんもんすぎる理解を超えた境地
でも戦うとしたらデフォルトが痛いんやし、案外肉弾戦になったらカーティスでも勝てるのかね
変な魔術使われたら無理そうやけど…
魔導士の1人を地獄送り?できてないことが非常に気にかかってたけど、案外瓦礫の下で新たな苦痛を得て快楽も増してるのか
絶対生きてるやろうと思うけど、それが続編への仕込みなのか

カーティスに付き纏ってジト目のおじさんはなんか翼竜みたいなのやったし、あれは魔導士の使いなのか、地獄の使いなのか…
ボックスは循環する定めにあるよう

カーティスの過去の回想に出てきたネコ目のピラニア野郎は走り方も含めてかなり気持ち悪かった
あと喉むき出しのやつ、目元が似てるのかティモシーシャラメに見えてきて、カーティスを口説いてるのもなんかちょっとええ感じに見えてしまった、謎の幻視
でもやっぱり造形でいうと、魔導士のうち歯茎剥き出しのやつが1番かもしれない
エイリアンみたいな…リドリースコットもこれ観たんかな
ギレルモも好きそう
色んな作品に影響与えてるのも納得のインパクト
特に気持ち悪い造形のスペシャリストでもいるのか、フランクが復活するときの映像はもはや芸術的だった
気持ち悪いけど、見事なヘドロから骨格が出来上がる色味といいどろどろ感、スクリーン越しにも臭ってくる腐臭…
想像以上に五感で体感するタイプの映画

総じて面白かった!!!