よふかし

ヘル・レイザーのよふかしのネタバレレビュー・内容・結末

ヘル・レイザー(1987年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

パズルを解くと地獄の魔導師たちが現れて究極の快楽の扉(!?)を開けてくれる。

主人公カーティスの叔父フランクは「ルマルシャンの箱」と呼ばれるパズルを手に入れ組み替えに成功するが、それと同時に身体をバラバラに引き裂かれてしまう。その後彼が住んでいた家にカーティスと父親、継母がやってきて…

フランクと継母、二人とも悪人すぎる。あんな悪い人間ならもっと上手く生きてそうなのにカーティスの父親と結婚するメリットがわからないのと、フランクに惹かれてたとしてもあんな姿見てまで好きってどんだけなの?と疑問に思ってしまう。
後半は魔導師たちの動きがあまりにノロいので突っ込まざるを得ないし、カーティスも魔導師を信用してないからなのか遠回りな行動ばかりしててもどかしい。パズル解いたというだけで地獄に連れてこうとするのは理不尽だよね。ピンヘッドさんはあんな物言いだけど交渉乗ってくれようとするのが好感持てる。フランクおじさんは蝋燭に囲まれながらパズルボックスを弄るからそういう儀式しないとなんだ、と思ったらただいじるだけでいいという。蝋燭は雰囲気作りだったのかーというところとか、魔導師のカーティスへの執着とか継母の性格とか何でなの?ってとこが結構あるけどインタビューで監督も納得いってないとこが多いと言ってたらしい。
最後カーティスが箱の形を戻す時、彼氏振り払うとこ良いし、フランクおじさんの顔があらゆる方向に引っ張られるとこは日本人の顔に見えて笑った。ああいうおっちゃん、いる。
オカルティックだけどホラーというよりダークファンタジーに近い雰囲気で楽しめる作品。
よふかし

よふかし