1964年末に公開された、クレイジーキャッツ主演映画。厳密には、植木等が主役、谷啓とハナ肇が準主役、犬塚弘が脇役、安田伸、桜井センリ、石橋エータローはチョイ役、という感じ。1963年から続くクレイジー作戦シリーズの時代劇版ですが、コミカルな仇討ち物時代劇の一本として観たほうがいいかも。高度経済成長期を舞台にした、バイタリティ溢れるクレイジー映画に比べると、上品ではありますが、物足りなさも感じます。一攫千金を狙うサラリーマンの時代劇版が、侠客となりながら仇討ちを狙う侍、というのでは、イメージが違い過ぎます。