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PLANET OF THE APES 猿の惑星のSEIJISANのレビュー・感想・評価

PLANET OF THE APES 猿の惑星(2001年製作の映画)
2.0
当時ティム・バートン監督が「猿の惑星」をリ・イマジネーションすると聞いてワクワクしました。「どんな作品になるのだろ?」結果、どうにもならない面白くない作品になってしまった。良かったのは猿の特殊メイク!これは特殊メイクで出来る究極のところまできていると思います。見応えがありました。あと、猿達の着ている鎧のデザイン。流麗な中に力強さを感じさせるものばかりで格好良かったです。最後にサントラ盤。名スコアがズラリと並んで愛聴しております。残念だったところは、まず何処にもティム・バートン監督の個性が出ていない。あれだけ濃い作家性を持つ方なのに不思議です。これだけで大いに肩透かしを喰らった気分になりました。次にストーリーが面白くない。奴隷やペット扱いを人間が強いられている世界でその人間達が今、美容院に行ってきたみたいにヘアセットもメイクもバッチリっておかしいよね。SFだけにリアルさにこだわって欲しかった。残念。
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