暑い夏は暑苦しいアル・パチーノの演技でも見ましょうってことで、オリヴァー・ストーン監督が描くスポーツ大作映画。日本ではあまりメジャーではないアメリカン・フットボールを題材にしている。
低迷するアメフトチーム「シャークス」のピンチを救ったのは今まで控え選手だったウィリー(ジェイミー・フォックス)。彼の活躍で徐々に勝ち星をあげていくチームだがしかし…という話。
このチームを率いる監督が我らがアル・パチーノ。相変わらず暑苦しく背は小さいけど存在感抜群。脇を固める俳優も豪華でキャメロン・ディアス、ジェームズ・ウッズ、アーロン・エッカート、ラッパーのLL・クール・Jなどなど一度は顔見たことある人が多い。
ストーリー自体はよくあるスポ根モノであるが、レギュラー選手、控え選手、監督、オーナー、チームドクター等、それぞれの人々の立場やドラマが描かれているところが良かった。
アメフトのルールは正直全然分からないけど屈強な男たちがボカスカタックルしまくる試合シーンもなかなか迫力があった。
人間ドラマを見せてからの後半の試合シーンが一番のハイライト。試合前ベンチルームで選手を鼓舞するアル・パチーノのかけ声は、かの名作「セント・オブ・ウーマン」のあの演説を聞いてる様でシビれました。
ラスト30分近い試合シーンもなかなか心熱くさせられた。
映画の内容とあんまり関係ないけどキャメロン・ディアスもこの頃たぶん全盛期で凄く綺麗だった(段々顔変わっちゃいましたよね)。