松岡茉優

丑三つの村の松岡茉優のレビュー・感想・評価

丑三つの村(1983年製作の映画)
4.5
死ぬほど面白い。津山事件をエログロ万歳で映画化した作品。前半はエロ、終盤はグロ描写に振り切っていて素晴らしい。かつて優秀で将来を期待されていた男が結核を機に全てを失い、村八分状態にされたことに復讐するという救いのない話で、主人公役の古尾谷雅人がとても良い。優等生でありながらも夜這いにはまり込むというゲスっぷりを見事に演じていた。終盤の殺戮シーンも抜かりなく、ガキが撃たれて死ぬ様子もしっかりとカメラに収めている上、殺しのテンポが良すぎてビビる。でも、前半の濡れ場の多さからリアルタイム世代はエロ映画として記憶している人も多そう。五月みどりをはじめ、田中美佐子までもが脱いでたし。
津山事件のWikipediaに犯人が実際に残した遺書が載ってたんだけど、読んだらあまりに悲しくなった。
松岡茉優

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