べるーし

丑三つの村のべるーしのレビュー・感想・評価

丑三つの村(1983年製作の映画)
4.5
トラヴィス・ビックルやタイラー・タイデンも真っ青のルサンチマン拗らせ。実際に起きた津山三十人殺しを映画化した作品としてお馴染みで、病気から徴兵に行けずに村八分、しまいに数多の女性とまぐわいという流れが本作のメイン。
脚本家の西岡琢也はポルノ映画出身故に、結構な尺を使って主人公の性欲旺盛ぶりと濡れ場を描くおかげで疲れてしまうのだが、その為の拳ならぬ猟銃。スピーディに村人の皆殺しが実行されて気持ち良かった(小並感)
日本史上最悪の殺人事件に変わりはないが、間違いなく今作は日本版『タクシードライバー』に位置する名作。
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