クローネンバーグの世界観はなかなか慣れない独特さ。
グロテスクな映画かと思えばそれだけではなくて、本当に独特としか形容できない。
一周回って笑えてくるほどに。
相手の思考を読み、体を操ることができるスキャナーと呼ばれる超能力者たちの戦い。
脳を暴走させたり仲間割れを強要させたりと白熱する戦いがある一方、さらに覚醒させた能力は飛躍し過ぎていて唖然。
さすがにそれは無理があるだろとツッコミを入れたくなる。
でもそれがクローネンバーグの世界だと思う。
好き嫌いははっきりと別れると思うけれど、好きな人はどっぷりハマれるはず。