昨日に続き、クローネンバーグ。ビートたけしの「頭がポン！」のギャグで有名な本作、完全に観たつもりになってましたが、観始めたら実は未見でした！SFXのシーンだけどこかで観て、全体を観たつもりになっていたようです。この齢になると記憶は頼りになりませんねえ。。
超能力者の対決を描く本作、オハナシは面白いものの映画の進行テンポがなんかモッサリしているように感じましたが、これは最近の映画に慣れてしまったせいでしょう。当時も「超能力者対決モノ」はあったように記憶してますが、本作を有名にしているのはやっぱSFXのインパクト。CGが無いんでリアルでドロドロしてる感がスバラシイですね。クローネンバーグの次作は「ビデオドローム」だから、本作あたりからグチャグチャ・グロテスクな映像に傾倒していったのかな。
クライマックスで公衆電話を介して「コンピューターをスキャンする」のは「そんなアホな！」と思いましたが、イマジネーションの産物としてはオケ。あと「おもいでの夏」の美神ジェニファー・オニール様のお姿が拝めたのは、70年代に青春を過ごした身にはうれしいボーナスでした。出演作、少ないもんね。。。
