おけい

WANTED/ウォンテッドのおけいのレビュー・感想・評価

WANTED/ウォンテッド(1986年製作の映画)
3.7
『Fuck the bonus!』

ラストの決断がムチャカッコいい。

主役が強烈な個性を放ち、そしてその個性ゆえ唯一無二の存在である場合、映画の出来なんてどうでもよくなる時ないかしら?

本作も間違いなくその類いの作品である。

ルドガーハウアーにこういう役をやらせたら右に出るものは居ない。CIAやFBIが手に負えない凶悪犯人を生け捕りにして賞金を稼ぐ賞金稼ぎ、ニックランダルというキャラがとにかくカッコいい。

また、車やバイクでそのまま部屋に乗り入れ帰るとう学校の体育館みたいなイカしたアジトにもつい、羨ましいと思ってしまう男子も少なくないだろう。

アジトに戻ると律儀に武器を元の場所に戻し大切に扱う。道具を大切にするのがプロやね。まるでイチロー。

船上で逢引き💕も素敵でした。一応ワタクシも女子の仲間なので、胸キュンポイントの一つでした。

80年代、良くも悪くもアクション映画が多く排出された時代の作品。作品自体あまり知ってる人も少なそうだが、『ブレードランナー』のレプリカントでもお馴染みのルドガーハウアーが悪役ではないヒーロー的存在として出演した貴重とも言える作品。マイナーB級映画ではあるが、オススメしたい1本です!
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