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暗黒街の顔役のkazu1961のレビュー・感想・評価

暗黒街の顔役(1932年製作の映画)
4.0
▪️JPTitle :「暗黒街の顔役」
ORTitle:「Scarface」
▪️First Release Year : 1932
▪️JP Release Date : 1933/03/13
▪️Production Country : アメリカ
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2022-088 再鑑賞
🕰Running Time : 90分
▪️Director : ハワード・ホークス
▪️Writer : ベン・ヘクト
▪️MusicD : ※※※
▪️Cast : ポール・ムニ、ジョージ・ラフト
、ボリス・カーロフ
▪️Review
電光掲示板の“The world is yours ”ラストではアイロニーが効いた演出でした。
公開時の時代ではこの殺戮描写でもプロダクション・コードに多く引っかかったんですね。1930年代初頭にブームとなったギャング映画には、3本の代表作がありました。マーヴィン・ルロイ監督の『犯罪王リコ』(1930年)とウィリアム・A・ウェルマン監督の『民衆の敵』(1931)とこの『暗黒街の顔役』です。その中でギャング映画のオリジンとして最も強烈な印象を残したのは本作です。
淀川長治氏をして“ギャング映画の、最高ナンバーワンですね。”“恐くて、怖くてビックリしたけれど。。。”とコメントを残しています。
そして後にデパルマ監督のもと、アル・パチーノ主演『スカーフェイス』としてリメイクされ、こちらも名作となりました。さらにコッポラが本作を好きで、『ゴット・ファーザー』のアイディアのもとにもなったんですね。
フィクションの形をとっているものの、そのエピソードのほとんどが、アル・カポネにまつわる実話に基づいているそうで、ハワード・ホークス監督のもと、ポール・ムニが主人公のトニー・カモンテ(スカーフェイス)を見事に演じています。
ギャング映画のオリジンとなる作品、一見の価値ある作品ですね!!

▪️Overview (映画. comより)
N.Y.の南地区を仕切るギャングのボスが殺害される。犯行は、新興ギャング・ジョニー・ロボに寝返った用心棒トニー・カモンテによるものだった。トニーはその後、ロボの片腕となり、銃と暴力の力で勢力を伸ばしていくが…。戦前のホークス映画の中でもっとも有名であり、ギャング映画の古典としての評価が定着した作品。
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