AOI

暗黒街の顔役のAOIのレビュー・感想・評価

暗黒街の顔役(1932年製作の映画)
4.5
トーキー初期のギャング映画の代表作。
ハワード・ホークス監督。

撮影所が見つからず、自分たちでキャストを集め、蜘蛛の巣が張られた小さなスタジオを借りながら制作した本作。
ハワード・ホークス自身が一番好きな映画として上げている。

検閲に時間がかかり、2年間公開されなかった。
なぜならヒューズが検閲官と戦っていたからだ。
ヒューズとホークスはこの時期頃からギクシャクし始めたらしい。
でも本人によるとその後和解したみたい。

一見すると、彼が描くギャングたちは冷酷非情であるが、子供のように見ているシーンも存在する。
警官隊との攻防戦はすさまじい。
今見ても色褪せない名作。
AOI

AOI